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慶應愛書家倶楽部(Keio University Society of Bibliophiles)例会のご案内

慶應愛書家倶楽部(Keio University Society of Bibliophiles)例会のご案内

どなたでもご参加いただける公開イベントになります。

会場 丸善雄松堂書店 新宿区四谷坂町 10-10 一階ギャラリー
Tel. 03-3357-1417(古書部)

※参加お申し込みは下部でお願いいたします。

日時 2017 年 12 月 1 日(金)18:00-19:30

演題 「アーサ―・チャールズ・フォックス=デイヴィス旧蔵の紋章学コレクション」
Arthur Charles Fox-Davies (1871-1928)’s Working Collection on Heraldry

講師 Edward Potten (Former Head of Rare Books, Cambridge University Library)

フォックス・デイヴィス蔵書票

19 世紀ヴィクトリア朝社会では、騎士道など中世の復活という現象が見ら れたので、紋章への関心も高まってよく使用されました。1871 年にブリストルで生まれたフォックス・デイヴィスは、紋章をもたない家系で育ちながら、 幼少のころより紋章学に夢中になったのです。正式な教育を受けないまま弁護士、また作家として生活しながら、紋章に関する著作で有名になりました。 カラー図版を用いて多くの著作を出版しましたが、最も知られたのは『紋章学大要』(Complete Guide to Heraldry, 1909)です。個人紋章の制作を希望 する人々にアドバイスを与え、調査し、夫人がC.ヒラード(C. Helard)の 匿名でデザインしました。

Heraldic Drawing by C. Helard

今回展示するフォックス・デイヴィス夫妻の working collection には、過 去の研究書のほかに自著のinterleaved and annotated copiesや銅版による 蔵書票、またヴェラムに描かれた美術品にも匹敵するカラフルな紋章などが 含まれています。
講師のエド・ポッテン氏が、フォックス・デイヴィスの生涯と著作につい て解説した後、参加者の方々に紋章作品や著作に触れていただきます。

参加費は無料です。

2017年10月27日 慶應愛書家倶楽部会長 高宮利行

参加お申し込みは以下からどうぞ。

    オールドイングランド道後山の手ホテル

    愛媛県松山市の道後温泉にあるホテルに紋章がデザインされていました。

    デザインとはいえ、王様の王冠が気になります。
    分割シールドの説明の順番もこのままで良いのでしょうか?
    できれば、blazoningまでこだわってアピールして欲しかったですね。
    ゴシック体の文字の大文字小文字の使い方も気になります。

    Corpus Christy

    1993年ケンブリッジ、コーパスクリスティコレッジ内のパーカーライブラリーでのカンファランスに参加した時の模様。

    199312Corpus

    1993Corpus2

    1993Corpus3

    William of Valanceの紋章(f216v,MS16)

    フランス出身でWalesのPembroke城の娘をめとった後のPembroke伯。

    barry of ten argent and azure a label of five points gules on each point three lions (from Wikipedia)